これまでに経験したことのない台風…九州の被害が心配です。こちらもビュービューと強風が吹いています。
2年前の今の時期、台風21号で僕の住んでいる地域も長期の停電等の甚大な被害が出て大変だったのを思い出します…。
今年はコロナの影響で演奏会等も延期・中止が相次いでいますが、開催側の様々な工夫を経て、コンサートやオーディション、コンクールが始動されるようになってきました⭐️
佐野先生も書かれていましたが、アンダンテピアノ教室をはじめ、僕の教えている生徒さん達も音楽高校、音楽大学受験シーズン到来という、今年は特に受験パラダイスの年になっています(*_*)この大変な時期に受験は少し気の毒ですが、この状況の中で努力して成し得たものは今後の人生で大きな財産になることと思います。
受験やコンクールの本選となれば、プレッシャーも相当なものですし、どんなに普段練習で完璧に弾ける人でも本番は怖いものです。誰もが知る超一流の演奏家でも大きなリサイタルの前は緊張で全然眠れないそうです(°_°)
本番の何が怖いか…その不安と緊張の最大の要因は、暗譜です…!!
そこで、僕自身も実践して効果があった入試やコンクール等、絶対に失敗できない本番の前に取り入れたい本番に向けての練習法をお話したいと思います!
まず、練習をしているうちに身体の動きで曲を暗譜している方が大半だと思いますが(何も考えなくても指が勝手に弾いている感覚)、何も考えずに指だけの練習を100回繰り返したとしても本番では何の役にも立ちません…。感覚で曲を覚えていると、ピアノの鍵盤の重さや残響の長さ、更に緊張による筋肉の強張り等、普段と状況が変わるとそれだけで通常の感覚が失われ、いつも弾けているところが本番で急に弾けなくなります。
そこで、絶対に失敗できない本番前は、鍵盤の蓋を閉めて、曲の始めから最後まで楽譜を閉じて、脳内でゆっくりのテンポで全ての音を意識して演奏します。この時のポイントは指も動かしてはいけません。案外これかなり難しいです、いかに感覚任せで普段弾いているかを思い知らされます(汗)
でもできるまで根気よく行います。そして、両手で脳内再生できるようになったら今度は左手だけを脳内再生できるようトレーニングします。なぜなら、本番で暗譜が怪しくなるのは98%左手だからです。脳内再生であれ?何の音だっけ?となるところが、本番でも怪しくなるまだ完全に暗譜できていないところです。
そこまでするの…!?と思われるかもしれませんが、これが本当に本番で効果抜群なので、是非受験生やコンクールを受けられる方はお試しください⭐️