昨日のレッスンでのこと、
年長の魔女ちゃんは、ABCを頑張っているのですが、
「なんでこの本にはJがないの?」
と質問を受けました。
最初は何のことかさっぱり…
ABCとは、練習番号としてAからZまでがついている練習曲集です。
Jがない…?そんなはずが…!
と思い開いてみると、やっぱり無い!!!
私も学んだ教本、今初めて知りました(*_*)笑
何でだろ…?全25曲に合わせて抜いたのかな?
などなど考え、話し合い、
調度、レッスンの合間に自分のレッスンが入っていたので
「小川先生にも聞いてくるね!答えはブログにて…*」
と言って、レッスンで小川先生にも聞いてみたところ、
先生も知らなかったと驚き!
答えは出ずに、謎解きは延長戦へ…!
色々私も調べてみたところ、
j は、‟ジュード”、ユダヤ人の頭文字であるという理由で、
クラシック音楽の中心となったドイツ・オーストリアでは、ユダヤ人の迫害が19世紀後半から強まって避けられた説と
イタリア語が多い音楽用語、iとjが似ているから音楽ではjは使わない説
などなど出てきたのですが…
どれが本当…?これ本当に本当…?
と余計に混乱…
なので、赤石先生にお伺いしたところ、
「練習曲が25曲なので元々なにか1文字を削除しなければならず
iとjが隣りで間違いやすいjをカットしたのではないかということを
ムジカノーヴァの編集長から聞いたことがあります。
もう一つの理由は、イタリア語にjがないことも関係あり。
因みにk.w.x.yもありません。ただしフランス語やドイツ語にはあります。
従ってjをカットして25曲の練習曲集にしたのです。
フランスの初版の出版元に聞かないと真偽は分かりません。」
すごい!!!さすが作曲家の赤石先生ですね!
今まで気付きもしなかったことを、生徒さんたちが気付いてくれて、
生徒さんたちからは、たくさん教えてもらえています☆